

vol.1-2 TWIGGY代表 松浦美穂さん
キッカケは些細。動くことで繋がっていく 忙しい合間に松浦さんが続けてきたお米づくりも、今年で12年。キッカケは、坂本龍一さんや大貫妙子さんのお話を聞いている時に「減反政策」というものへのシンプルな疑問から。家族、TWIGGYスタッフ、大貫妙子さんをはじめとする友人、何よりも田んぼの持ち主である近藤さんの助けを頂きながら進めてきたとのこと。 「1番最初は、減反って何ですか?という単純な疑問。坂本龍一さんと大貫妙子さんのお話を聞いていて、お恥ずかしながら“減反”ということをよく知らなかったので、質問したり調べてみたり。主人の実家の秋田県こそが一番大きな農業問題を抱えていることを知り、息子との関係を悩んでいる時期でもあり、色々なことに背中を押され、秋田でのお米づくりが始まりました。無農薬というより、自然農法に近いのですが、本当に美味しいお米なんです。お米づくり、それを食すこと、その過程で様々な喜びや楽しさを感じることが出来、気持ちが原点に還ります。減反政策に反対して、社会貢献を!とか、そういう大きなことではないんです。こうやって色々なタイミングや縁によ


vol.1-1 TWIGGY代表 松浦美穂さん
美容師、ヘアメイクとして活躍している「TWIGGY」オーナー松浦美穂さん。ファッション誌や広告などで活躍し、数々の女優やモデルの担当もしている。そんなトップスタイリストである松浦さんに、「社会貢献」についてお聞きした。 “シンプルにミニマムに生きる”それは常に私が意識していること 松浦さんの根底に「社会貢献」という意識が芽生えたキッカケは、ロンドン。 80年代のバブル時代にロンドンで過ごした松浦さん。湾岸戦争が始まり、危機感を感じているロンドンで暮らす一方、日本はバブル時代で呑気なもの。その時、温度差を肌で感じ、危機感を強く感じたという。 「私はポジティブで行きているような気はしますが、ロンドンでの経験によって、常に“これでいいのか”という気持ちがどこかにあります。そこから社会貢献への気持ちが産まれたんじゃないかと思います」 社会貢献というと大げさに感じるが、些細なこと・シンプルなことだと松浦さんは言う。 「税金を払う。それ1つでも社会貢献なんです。この税金が誰かのサポートになるんじゃないかと捉える。とは言え節税は大切なことですけどね(笑)“人間