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vol.7 シンシア・ガヌデン代衚 杉谷惠矎さん


青山の䞀等地に䜜られたオヌガニックアロマスパ「シンシア・ガヌデン」は、今幎で12幎ずなる。郜䌚の䞭心ずは思えないほどフロアには倧きな窓から光が差し蟌み、開攟的な空間に。このシンシア・ガヌデンを立ち䞊げたビヌバむ・むヌ代衚・杉谷惠矎さんは、オヌガニックコスメを通じお、健やかな心ず身䜓ぞず導く先駆者ずしお掻躍しおいる。

声高に告知こそしおいないが、サスティナブルな瀟䌚を目指すため、環境保護や瀟䌚貢献掻動を掚進しおいるビヌバむ・むヌ。

元々はファッション誌のラむタヌだった杉谷さん。シンシア・ガヌデンを始めたキッカケは、圌女自身が子宮内膜症にかかったこず。仕事に没頭するあたり、痛みにも気付かなかったそう。䜓調を厩したこずを機に、生掻を芋盎すこずに。

「西掋医孊的なアプロヌチは匷い副䜜甚だったこずもあり、藁をもすがる思いで色々探し、勉匷しおいる時に出合ったのが怍物の䞖界。挢方なども孊んでおり、色々知識が積み重なるに぀れ、自分がいかにめちゃくちゃな生掻を送っおきおいたのか、改めお実感したした。そこで、怍物の力に助けられお身䜓が良くなっおきた時、次の自分の人生は怍物の力を少しでも広げおいくこずに時間を䜿えたらず思いたした。その埌、子どもが出来お、自分のラむフスタむルがたた曎に倉わっおいったんです。自分だけの時間なんおなくなりたすし、倧奜きな時間だったキャンドル焚きながらお颚呂で読曞タむムなんお、もう絶察に無理笑そこで、そのラむフステヌゞごずに、今自分が必芁なものを培底的に考えるようになりたした」

身䜓をこわした時に、杉谷さんがたず倉えたのが食。ラむタヌ時代は忙しさのあたり、䞻食がビスケットタむプの栄逊食だったそう。食ずは、仕事の合間に空腹を満たすためのもの。睡眠時間もしっかりずれずに、朝型寝るずいう生掻。

「子宮内膜症は遺䌝ではなく珟代病。朝たで起きお、きちんず食事をずらず、軜食で空腹を満たしお、ずいう生掻やストレスが原因でした。副䜜甚で成人性アトピヌにもなっおいたので、そこで保湿が必芁ずなりシアバタヌに出合いたした。シアバタヌは保湿力ず浞透率がずおも高い。実際に䜿い、その効力に気付き、詳しく調べたずころ、圓時は高䟡なものしかなかったんです。そしおシアバタヌは、アフリカの女性たちの生掻を支えおいるずいうこずも分かり、こういう物が気軜に買えるようになっお欲しいず思っお挑戊したのが番最初の商品なんです」 今ずなっおはオヌガニックやナチュラルコスメが䞖にたくさん溢れおいるが、圓時はただ数少なかった。倀段も高く、本圓にこだわっおいる人が買うものずいうむメヌゞ。 「12幎前この堎所にお店を出すずきも、みんなに倱敗するず蚀われたんです。圓時はラむフスタむルごず提案しおいるお店はほずんどなく、このあたりの家賃はずおも高いので 。呚りのお店がなくなる床に、次はうちかなず思いながら12幎経ちたした。そしお、オヌガニック倀段が高いずいうむメヌゞそのたただったので、たずそこを打砎するよう努めたした。自囜で生産するこずで、お母さんでも䜿い続けるこずが出来るような倀段を目指したした。堎所、お店、倀段など党お、皆さんが気軜に買えるように、ずいうのがミッションだず思っお䜜り続けおいたす」

自囜生産でコストを出来る限り抑え、倀段を䞋げるずいう遞択のおかげで、今䞖に広がっおいる。メむクアップ・アヌティスト早坂銙須子さんずシンシア・ガヌデンのコラボブランド「ネロリラ ボタニカ」は絶倧なる人気を誇るが、発売たで2幎かかったそう。そしお、障がい者雇甚をしおいる工堎に生産をお願いしおいるため、倧量生産は難しい。

「畑に足を運び、䞀緒に茶積みしたりしお、ずにかく時間をかけお䞁寧に䜜りたした。そしお障がい者の方にも関わっお頂いおいるので、個数を倧量生産するこずは難しい。トレンドの移り倉わりは早いので、いかに早く䜜り、倧量に䜜るかずいう時代なのですが、党おにおいお逆行した取り組み方です。でも、䜕をチョむスするかは私たちの自由ですし、責任は私が持おばいいず思っお決断したした」

瀟䌚掻動は、最初から芖野にあったずいう。オヌガニック商品の魅力は、売䞊ずいうよりも生産者さんの想いや哲孊を、䞖の䞭に䌝えおいく手助けをしおいるだけだずいう杉谷さん。その想いは、出産を機に曎に匷たった。

「ただただ䌝えたいこずがたくさんありたす。ママバタヌの10呚幎むベントがあったのですが、その際に「私たちの山登りはただ1合目です」ず瀟員たちに䌝えたら、瀟員たちがガックリしちゃいたしたが笑スキンケアはもちろんですが、子どもができたこずで、曎に食ぞ意識も曎に高たりたした。自分が食べるのではなく、人に食べさせる立堎ずなるこずで、責任を感じるので。オヌガニック商品を䜿うこずが、未来の土地や子どもたちを守るこずに繋がるんです。目の前ずいうよりも、100幎単䜍で物事を捉えるようにしおいるので。もちろんオヌガニック食品だけを食べなさいずは党く思っおいたせんし、ただただ倀段も毎日気軜に食べられるものではないずも思っおいたす。それは私たちの責任。ただただ広められおいないんですよね。もっず気軜に買えるよう、倉えおいけたらいいなず思っおいたす」

10呚幎を迎えた「ママバタヌ」もフェアトレヌドを意識した商品。知的障がいをも぀子どもたちの為のサヌフィン教宀「認定NPO法人Ocean’s Loveのスポンサヌずなっおいる。

「掻動自䜓は海倖ではメゞャヌみたいです。日本でスタヌトした方ずの出合いがあり、その想いに共感したのでご協力させお頂いおいたす。毎幎、ボランティアに参加させおいただいおいたすが、サヌフィンをするこずで子どもたちがすごく笑顔になっおいたり、楜しそうにいきいきずしおいお、ずおも枩かい気持ちになりたす。誰かを笑顔に出来るずいうこずは、仕事を頑匵るモチベヌションに繋がりたす」

プロダクトもお店も党おは、怍物の力を発信しおいく手段の䞀぀。これからもご瞁ずタむミングが合えば、色々なコンテンツを増やしおいく予定だそう。そんな圌女が芋る将来ずは

「私が盎接芋れるこずはないのですが、100幎先の子䟛たちの未来が、自然の豊かな矎しい土地になっおいるずいうこずを実感できるよう、圹に立おたらいいなず思っおいたす。甘酒によっお、日本にしかない発酵ずいう玠晎らしい技術を少しでも䌝承したり、ネロリラ ボタニカでは盞続攟棄された畑のみかんの花を摘んで蒞留氎にしたり、そうやっおどんどん連鎖しお広がっおいくこずで、オヌガニック補品が手に取りやすい䞖の䞭になるずいいなず思っおいたす」

Edit & Text : Maki Kakimoto

Photo : Nobuki Kawaharazaki Direction : Naoko Ishii

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杉谷 惠矎

シンシア・ガヌデン代衚

女性誌ラむタヌずしお矎容ペヌゞ、ファッションペヌゞ線集に4幎間携わる。

24歳で、子宮内膜症ず成人性アトピヌず蚺断され、その埌怍物療法を孊ぶ。

自身の病を克服した自然療法を啓蒙するため、オヌガニックアロマスパ「シンシア・ガヌデン」をオヌプン。その埌「ママバタヌ」「リンレン」「ネロリラ ボタニカ」など、数倚くのオヌガニックナチュラル補品を開発。

2011幎には長期にわたる䞍劊治療を経お、埅望の第䞀子を出産。翌幎には第二子を出産。

珟圚はオヌガニックビストロ、ヘッドスパヘアサロン、ファッションブランドの経営も手掛ける。


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