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vol.1-1 TWIGGY代表 松浦美穂さん


美容師、ヘアメイクとして活躍している「TWIGGY」オーナー松浦美穂さん。ファッション誌や広告などで活躍し、数々の女優やモデルの担当もしている。そんなトップスタイリストである松浦さんに、「社会貢献」についてお聞きした。

“シンプルにミニマムに生きる”それは常に私が意識していること

松浦さんの根底に「社会貢献」という意識が芽生えたキッカケは、ロンドン。

80年代のバブル時代にロンドンで過ごした松浦さん。湾岸戦争が始まり、危機感を感じているロンドンで暮らす一方、日本はバブル時代で呑気なもの。その時、温度差を肌で感じ、危機感を強く感じたという。

「私はポジティブで行きているような気はしますが、ロンドンでの経験によって、常に“これでいいのか”という気持ちがどこかにあります。そこから社会貢献への気持ちが産まれたんじゃないかと思います」

社会貢献というと大げさに感じるが、些細なこと・シンプルなことだと松浦さんは言う。

「税金を払う。それ1つでも社会貢献なんです。この税金が誰かのサポートになるんじゃないかと捉える。とは言え節税は大切なことですけどね(笑)“人間が幸せに、シンプルに生きること”を考えた時に出来る範囲のこと。それが社会貢献なんじゃないかと思います。だから社会貢献しなきゃ!と思う必要は無いし、私には何も出来ないから…と思う必要も無いんです。もっとシンプルに考えて、シンプルライフを頭の中に思い浮かべれば出来ることだと思ってます」

3.11以降、そういった意識は更に明確になっていったとのこと。友人の団体の中で動いてみたり、被災地に足を運んでマッサージやカットをしたりする中、常に“私に出来ることは何だろう?”と自問自答しながら進んできた松浦さん。

「社会貢献やボランティアって、実際に行くとより一層よく分かるのですが、こちら側が逆にエネルギーを頂くんです。だから“してあげている”みたいな感覚は見直したほうがいい。自分ができる範囲のことを動いてみれば、自然と、もっと出来ること、逆に必要のないことなどが見えてくるんです。このTWIGGYの絵も、熊本のアーティストの方の絵なんです。熊本出身のTWIGGYスタッフの友人の一人がアーティストさんで、偶然TWIGGYの絵を描いていて。その絵を購入して飾ることで、エネルギーの交換になる。そういうシンプルなことが社会貢献なのかな、と思います」

Edit & Text : Maki Kakimoto Photo : Masaharu Arisaka(STUH) Direction : Naoko Ishii

vol.1-2へつづく

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松浦美穂 PROFILE ヘアサロン「TWIGGY.」オーナースタイリスト。 1990年にイギリスから帰国後「TWIGGY.」を設立。 ヘアサロンでのサロンワーク以外に、雑誌、広告、CDジャケット、ショーなどの ヘアアーティストとしても幅広く活動。 2009年念願だったオリジナルプロダクト開発をスタートし、 その後2011年には人間本来の「自然治癒力」に着目した 「YUMEDREAMING Epicurean」を発表する。 2015年にはこだわり食材を使用した「TWIGGY.cafe」をサロン3Fスペースにオープンするなど 「健康」と「美容」をテーマに様々な分野で活動の場を広げている。 2016年秋には新たな挑戦として、植物と化学の力を融合した「TWI」シリーズを新発売。 好評を得ている。 <NEWS> サロン3Fにある「TWIGGY.cafe」のフリースペースを使用して、 人とモノ作り、場所(自然)、フィロソフィーなど様々な「人と物をつなぐ」 イベントを多数開催予定です。

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